【第2章】テクニカルイラストを描いてみよう!

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今回はテクニカルの作成方法をお伝えします。
実際に作図してみましょう。

テクニカルイラストの作成方法

テクニカルイラストを作成するツールは様々です。
今回はIllustratorでテクニカルイラストを作成する方法をご紹介します。

①図面から形状を読み取る

図面に表記されている長さの単位は、基本的に㎜(ミリメートル)です。

図面表記

まずは、平面図・正面図・側面図から立体に起こすイメージをします。

図面から立体に起こすイメージ
全体を箱として考える

全体を箱として考えると立体がイメージしやすいです

②図面の寸法を参考に3面をそれぞれ作図し、アイソメ化する

図面から作図した後は、面ごとにグループ化しておきましょう。
下記手順は等測投影図のアイソメ化方法のため、等測図(図面に表記されている実寸で作成する図)を作図したい場合は、アイソメ化後に122.47倍してください。

楕円を作成する場合

楕円を作成する際も、同様にアイソメ化の方法で面に沿った形へ変形します。

③隠れ線などを参考に線(下記オレンジ線)を追加する

3主軸(X・Y・Z軸)に対して垂直・平行な線を作図する際は、30度、90度、150度を意識しましょう。

④不要な線(下記オレンジ線)を削除する

イラスト全体を選択し、「シェイプ形成ツール+Alt」で不要線を簡単に削除できます

⑤稜線を実線より細くする

実線は0.23mm稜線は0.11mmがおすすめです。
※実際の印刷物の出力サイズによって線幅を調整します。

稜線とは?
面と面の境界線と考え、面が大きく変化するところが稜線に当たります。

手順に沿ってテクニカルイラストが作成できたでしょうか?
作図方法が理解し、数をこなして図面を読み取ることに慣れていきましょう。
どんどん作成スピードや精度も上がってくるはずです!

閲覧いただきありがとうございました☺